*本機能を使うにはVer1.40以上が必要です。
事前に「変数管理」の章を読んでもらったほうが、理解が深まります。
>>変数を使った条件分岐へ
ノベルゲームなどで、プレイヤーに主人公の名前を入力してもらったり
クイズの解答を入力してもらうといったものを見たことがありますよね。
ティラノビルダーはそのようなゲームにも対応しています。
最初に、主人公の名前をプレイヤーに入力してもらうような、ゲームを作ってみましょう
まず、入力してもらった内容を格納する変数を定義します。
上部メニューから[プロジェクト]-[変数管理]を開きます。
変数名は「name」としておきます
続いて、左側から「テキスト入力」コンポーネントを配置します
配置したら、パラメータを確認して
代入変数に先ほど定義しておいた「name」
さらに、「領域選択ツール」をクリックして、テキストの配置を決めて下さい。
解説しますと、このテキストボックスで入力された値を
格納する変数が「name」になる。という設定ですね。
ただし、このままでは入力された値は変数に格納されません。
「入力コミット」というコンポーネントを通過して初めて
変数 name に値が格納されます。
これらを総合して、以下のように配置することで
テキスト入力の機能が完成します。
上記のような順で必ず配置する必要があります
①テキスト入力(テキストボックス表示)
②画像ボタン(分岐ボタンは使えません)
③停止(入力待ち)
④ラベル(上記の画像ボタンのターゲットをこのラベルに指定)
⑤入力コミット(入力された値を変数に格納)
⑥改ページ(テキストボックスのボタンを消す)
⑦ティラノスクリプトを使うと、変数を文章に簡単に埋め込めます
いかがでしょうか。ちょっとややこしいですが
決まった形なので、一度使えば簡単かと思います。
プレビューして確認してみましょう。
これで、プレイヤーにテキストを入力してもらう処理が作れるようになりました。
この入力された値は変数なのでジャンプの条件分岐で利用できます。
それでは、もし入力されていなかったら、再度入力を促すような仕組みを作ってみましょう。
以下の様に配置します
ポイントとしては
・テキスト入力の先頭にラベル「input_start」を追加
・入力コミットの後に、入力された値をチェックして、もしも空白じゃなかったらゲームを進める処理を配置
・ジャンプしなかったということは、空白だということなので
入力を促す文書を表示した後に、最初に配置したラベルにもどします。
これで、値を入力しないと、ゲームを進めることができない処理が完成しました。