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フラグ管理・ステータス管理を行おう

ゲームにおいて、例えば「グッドエンド」と「バッドエンド」を分けるようなゲームがありますね。
その場合、フラグを回収しているか、もしくは、好感度が一定以上達成しているかなどによって分岐するゲームが多いかと思います。

ティラノビルダーを使ったゲームでも、フラグ管理やステータス管理を行うことが可能です。
足し算と引き算ができれば、簡単に作れるので、ぜひともチャレンジしてみてください。

ティラノビルダーでフラグ管理を行うには

ティラノビルダーでフラグ管理を行う場合、iscriptというコンポーネントを使用します。
ここに、フラグの計算式を記述していきます。

左メニューからiscriptコンポーネントをドラッグ&ドロップで追加してみてください

追加すると、テキストエリアが出現しましたね。
ここに、フラグやステータスを計算する式を記述していきます。

それでは、以下の内容をテキストエリアに記述して、ゲームをプレビューしてみてください。

var flag = 3;
alert("今のflagの値は"+flag+"です");
flag = flag + 3 ;
alert("今のflagの値は"+flag+"です");

保存してプレビューしてください。
ゲーム中に以下のようなポップアップが2回出てくれば成功です。

なんとなく、理解出来ましたよね。
最初の var flag=3 ; という箇所で flag という入れ物を用意して 3 という値を入れています。
そして、flagの値を alert() で表示しています。
次の flag= flag + 3 ; という箇所で flagの値にさらに3を足し算しています
このflagのような入れ物のことを「変数」といいます。
ゲームのフラグやステータスを調整しながら、ゲームを進めることで、攻略性のあるゲームを作ることができます。

iscript で記述できるものは JavaScriptというプログラム言語で記述することができます。

JavaScriptは全世界で最も使われているといっても、過言ではない言語ですので、ゲーム制作以外でも絶対役に立ちます!
これを機会に、色々試してみましょう
「JavaScript 入門」 などで検索すると、たくさんの解説ページが存在しますので、詳しくはそちらを確認してください。
とりあえず、ティラノビルダーでゲームを作るためには上の構文さえ覚えておけば何とかなります!

次に、ティラノビルダーで変数によって、処理を振り分ける場合、以下のようにif文を処理の間に挟み込むことで物語を分岐することができます。
フラグによって、次に読み込むシナリオファイルを変えるといった処理で、ストーリーやエンディングを分けることができますね。

あとは、通過したルートによって、変数の追加や削除を実施していけば良さそうですね。
エンディング前に変数の値を確認することで、「グッドエンド」と「バッドエンド」を分けるといったことが簡単にできるようになります。
さらに、詳しくは ティラノスクリプトの解説を確認して下さい。

変数に関しては、こちらの記事も確認願います。